子どもの未来を支えるためのフリースクール選びガイド

不登校

こんにちは、koholaです🐋

娘が不登校になった時、娘の体調やメンタルの心配もありましたが、高校の進学なども考えると、勉強の遅れや出席日数もこのままだとどうなってしまうのか不安になり、悩みました。
学校以外で学びの場や出席日数を満たしてくれるところはないか、探した時にフリースクールの存在をしりました。

今回は、フリースクールについての情報をお届けしたいと思います。

フリースクールってどんな場所?

フリースクールの存在は知っていましたが、どんなことをしているところなのか娘が不登校になるまで詳しいことは全く知りませんでした。

フリースクールとは、何らかの理由から学校に行くことができない、行かない、行きたくても行けない……という子どもたちが、小学校・中学校・高校の代わりに過ごす場所です。不登校やひきこもりをはじめ、軽度の発達障害、身体障害、知的障害などの事情を抱えるたくさんの子どもたちを受け入れ、学びの場を提供しています。

個人経営、NPO法人やボランティア団体などが運営する民間の教育機関になるので、それぞれの方針や教育理念の違いによって形態もさまざま。かかる費用も一様ではありません。共通するのは、子どもたちの主体性を尊重しているところと言えます。

引用:不登校サポートナビ

娘が不登校になり、安定期~回復期の頃、人との関りを求めたことがありました。
数ヶ月、家族や身内とだけのコミュニケーションしかとっていなかったので、家族以外の誰かと会いたくなってきたと言っていたのを覚えています。

でも、学校には行きたくない

そこで、フリースクールについて調べることになりました。

学校との違い

フリースクールは文部科学省が認める民間の教育機関になります。

公的な教育機関ではありませんが、学習や体験活動や、カウンセリングなどを行っている機関になります。
また、小学生から高校生まで年齢の違う子供たちが一緒に活動しています。公的な学校では、学年ごとに分かれた活動が多いかと思いますが、フリースクールは年上のお子さんが年下のお子さんとコミュニケーションを取ったり、助けてあげたりする姿が日常的にみられます。

学習面については、運営している機関によって対応は変わってきますが、勉強を強制されることはほとんど無いかと思います。
学習よりも体験を重視していたり、その子に合わせた対応をしてくれるのがフリースクールの良い点かと思います。

現在は、オンラインフリースクールも増えていて、自宅に居ながら学習や体験活動が出来るようになっています。

フリースクールのメリット

フリースクールを検討する場合、親が主体で探したり調べたりすると思いますが、子供主体でどうしたいかを考えることをおすすめします。

【フリースクールのメリット】
・毎日通学/参加しなくても良い
・子供が楽しめる学習や体験活動を選べる

・出席扱い制度が利用できる
・カウンセリングを受けることが出来る

それぞれのメリットについて、下記にまとめました。

毎日通学/参加しなくても良い

フリースクールは学校のように毎日通学や参加しないといけない場所ではありません。
不登校の子供は毎日通学や参加しなければならない状態にストレスを感じやすいですし、生活サイクルや体調、気持ちの問題でお休みしたくなることもあるかと思います。

自分のペースで参加できるフリースクールは、人と関りを持つ一歩に最適な場所だと思います。

子供が楽しめる学習や体験活動を選べる

学校と違う大きなメリットは、子供が学びたいこと、体験したいことを自分で選択できる所です。
学校では、好きな授業、嫌いな授業、どれもやらないといけませんが、フリースクールでは子供の好きを伸ばすことが出来ます。

勉強に意欲が湧かなくても、好きなこと、得意なことを学び、経験することで自信を取り戻し、他の学習や経験に結び付くことがあります。

出席扱い​制度が利用できる

出席扱い制度とは、不登校のお子さんが学校に通えない期間でも、自宅やフリースクール、オンライン学習など、学校以外の場で行う学びや活動を「出席」として認める制度です。
高校進学を控える中学生のお子さんがいらっしゃる場合は、この制度が気になる部分かと思います。

【注意点】
・注意点この制度を利用できるのは小学生、中学生のお子さんのみ
・学校によっては認めていない場合もある
・自習メインのICT教材だと、学校とのやり取りは保護者が行う必要がある場合がある

この制度は、高校生のお子さんは利用できない制度のため、その点を確認した上でフリースクールをご利用を検討していただければと思います。
また、出席扱い制度の認定実績のあるフリースクールであれば、学校とフリースクール側が直接やり取りをして、出席扱い認定をしてもらえます。
オンラインフリースクールなどのICT教材の場合は、学校とのやり取りは保護者が行わないといけない場合もありますので、事前の確認が必要です。

また、ほとんどの学校はフリースクールでの学びや活動を出席扱いにしてくれると思いますが、前例がない場合、学校とフリースクール、または保護者の働きかけが必要になる場合があります。

カウンセリングを受けることが出来る

フリースクールにはカウンセラーが常駐している場合が多いです。
学校に通えないことへの親子の不安に寄り添い、サポートしてくれる存在が身近に居ることは、子供にとっても親にとっても心強いのではないかと思います。

これは私が経験したことですが、中学校のスクールカウンセラーのカウンセリングを娘と何度か受けたことがありました。
私たち親子を担当したスクールカウンセラーさんは、学校に再度通えるようにをゴールに話をしてくれていたのですが、その頃の娘は学校に通いたくない気持ちが強く、カウンセラーさんの話は全く届いていない状態でした。
一緒にカウンセリングを受けていた私も、娘の気持ちを優先したいと思っていたので、学校に通学させたいを前面に出しているカウンセラーさんに違和感を感じていました。

上記はあくまでも、私たち親子の経験談なので、スクールカウンセラーによっては、もっとその家族に寄り添った対応をされる方もたくさんいらっしゃるかと思います。

フリースクールのデメリット

フリースクールにはメリットもあれば、デメリットもありますが、デメリットも存在します。

【フリースクールのデメリット】
・費用が増える
・子供に合わない場合がある

・学習レベルの差が生まれる

フリースクール選びに失敗しないように、デメリットについてもまとめました。

費用が増える

公的な教育機関の場合、給食費やPTA会費、学年集金以外に学校で学ぶための費用はかかりません。
しかし、フリースクールは入会費や月々の月謝がかかります。

フリースクールを利用する際に、入会金が発生する場合があります。大体10,000~100,000円前後かかることが多いようです。相場としては平均50,000円程度が多いと言われています。
フリースクールによっては、ひとり親世帯向けの費用設定を設けているところもありますので、ひとり親世帯の方は必ずご確認ください。

また、途中解約する場合、入会金はどのような扱いになるのかも確認しておくことをおすすめします!

子供に合わない場合がある

通学型もオンラインの場合も、実際にフリースクールを開始してから、「思っていた感じと違う…」とお子さん自身が感じる場合があります。
また、合わない子が居たなど、子供がやっぱり行きたくない・やりたくないと言い出すこともあります。

その場合、無理にフリースクールに参加させず、子供の意思や気持ちをを尊重してあげてください。安定期〜回復期は、また人と関わりたい、でも疲れてしまう。そんな状態を繰り返しやすい時期なので、焦らず自分たちのペースを大切にしてください。

また、こういったギャップを埋めておくためにも、見学やお試し体験を何回かしておくことをおすすめします!

我が家は、娘がフリースクール行ってみたいと言ったので、見学やお試し体験をしたのですが、実際に入会し何度か通ったある日、「やっぱり行きたくない」と言われ、フリースクールに通うことを止めました。

娘が行きたくないと感じた理由はすでに在籍している子たちのグループがいくつか出来上がっていて、その輪に入れる気がしなかったから、でした。
人と関りたいと言いつつも、実際に人と接して、気を遣う環境に身を置くことに、違和感を感じたようでした。

高い入会金を払ったのに、1ヶ月もしないで辞めることになったのですが、その際、入会金も返ってくることはなく、トホホな経験をすることになしました😮‍💨

学習レベルの差が生まれる

フリースクールでは、いろいろな方が学習面を支えてくれます。
教員免許を持っている方、塾講師の経験がある方、ボランティアの大学生などなど。
子供に寄り添った学習の進行をしてもらえることはメリットではありますが、学校の授業との学習レベルの差が生まれる可能性もあります。

この点を理解したうえでフリースクールをご利用いただければと思います。

フリースクールを選ぶときのチェックポイント

フリースクールのメリット・デメリットをお伝えしましたが、では実際何を基準に選んだらいいのでしょうか?
フリースクール選びのチェックポイントをお伝えしたいと思います。

必ず確認すべきこと

まずは、通学するのかオンラインにするのかの選択が出てきます。
我が家では、娘が家族以外の人と接したいと希望を話してくれたので、通学する形のフリースクールを選択しましたが、今はオンラインフリースクールも増えているので、フリースクールに参加しやすくなっているのではないかと思います。

フリースクールを選びに失敗しないように下記について確認することをおすすめします!

【確認すること】
・年間スケジュールや1日の過ごし方
・イベントの有無
・地域の学校と連携しているか(出席扱い制度があるか)

お金もかかることですし、お子さんが気持ちよく参加するためにも、この部分はよくご確認ください。

年間スケジュールや1日の過ごし方

フリースクールは、学びの自由度が高いことが特徴の1つです。

通学時間の柔軟性:
通学の場合も、オンラインの場合も、参加する時間は自分で決めることが出来ます。
カリキュラム:
それぞれの学力に合わせて、個別学習を選択したり、集団授業を選択することが出来ます。
また、通常の学校ではい粉われない、趣味や実用の授業がある場合もあります。
自由な時間割と休み時間:
1日の時間割は自分で選択可能で、休み時間も自分のタイミングで取ることが出来ます。

大体のフリースクールが、ある程度自分の希望の授業の組み立て方が出来るようになっています。
また、オンラインの場合は特に柔軟な選択が可能になっています。

イベントの有無

学習以外に、イベントやレクリエーションを行っているフリースクールもあります。
イベントなどを通して、いろいろなことを体験したり、子供同士の交流や、講師・サポーターとの交流が生まれ、人と関わる楽しさを感じることが出来ると思います。

地域の学校と連携しているか(出席扱い制度があるか)

フリースクールのメリットでも記載しましたが、中学生のお子さんで高校進学を視野に入れている場合は、フリースクールでの活動や学習が出席扱いになるかどうかもよく確認して選ぶ事をおすすめします。
欠席日数が多い事は内申点への影響があるので、フリースクールへの参加で出席日数を確保出来ると、進学への不安が和らぐのではないかと思います。

親として大切にしたい考え方

お子さんの将来を考えた時、普通に学校に行って、高校に行って大学に行く。
それが親としたら安心できる状態かと思います。

しかし、不登校を経験した時、自分が普通と思っていたことが普通ではなくなります。
子供が大切だからこそ、学校に行かない選択が正しいのかとても悩むかと思います。

そんな時は、不安を解消するためにフリースクールを上手く活用していただければと思います。

子どもの気持ちを一番に尊重する

フリースクールに参加するしないは、必ずお子さんの意思を尊重して決めましょう。
親が良かれと思って決めたことや行動したことが、お子さんの重りとなり、さらに苦しめてしまう場合もあります。

我が家の話ですが、娘が人と関りたいと言い出したのは不登校になってから3~4ヶ月たってからでした。そこから、娘が希望した通り、通える範囲にあるフリースクールに体験といった形で何度か通いました。

しかし、すでに出来ているグループがあったり、本人の気分がのらなかったりでなかなかマメに通うことは出来ませんでした。
入会金をすでに払った後だったので、こちらとしてはもっとマメに通てってくれたら出席日数も増えるし、人との交流や学習も出来ていいのに…と思ったりしました。
結局、合わないということで、高い入会金だけ支払って2~3回しか通わずにフリースクールを辞めることになりました。

正直、痛い出費だったなぁ、とその時は思いました😂
でも、時期が来れば不思議と本人が少しずつ積極的になり、今現在は高校に元気に通っています。
子供の力って本当に無限大だな、と思えるくらいの大変化です。

復活した娘がよく言っていたのは、「失敗してもいいから、やってみたいことをやってみなって言われたことに安心出来たし、ママの意見を押し付けずに待っててくれたことが嬉しかった」でした。
当時は子供の将来も、経済的にもいろいろな不安を感じていましたが、とにかく子供の気持ちを一番に尊重してきました。

子供を信じてあげれば、子供も安心してそれに応えてくれます。
私たち親は、子供の可能性を信じて、子供の気持ちを尊重してサポートしてあげましょう。

完璧を目指さず「合うかどうか」で判断する

フリースクールについてお子さんに話をする時、お子さんの状態によって提案方法を変えてみてください。

・混乱期
何にもやる気が出ない状態のお子さんの場合

「フリースクールっていう所があるらしいから、気になったら声をかけてね」
こんな感じで、軽く話してみることをおすすめします。

学校に行きたくないだけで、学習などには積極的なお子さん
「フリースクールっていう所があるんだけど、興味あるかな?」
お子さんの反応に合わせて、詳しい話をしたり、軽めに話をしたり対応を変えることをおすすめします。

・安定期~回復期
お子さん自身が、人との交流や家の外での活動を望む場合

「フリースクールの体験に参加したり、イベントに参加してみない?」
お子さん自身が、まだ学校には通いたくないけど、外の繋がりを望むようになった時は、体験やイベントへの参加を提案してみることをおすすめします。

混乱期のお子さんは、学校に通えない自分を責めてしまっていり、気持ちが塞ぎ込んでいることが多いです。その場合、親がフリースクールについて無理に勧めてしまうと、良かれと思ってした話でもお子さんには重たく感じてしまい、気持ちの回復を遅らせてしまうことがあります。
学習面には意欲的なお子さんの場合は、ある程度踏み込んだ話をしてもいいかと思いますが、食いつきがあまり良くなければ、軽く話すだけにしておくのがいいかと思います。

安定期~回復期のお子さんの場合は、本人が外との繋がりを求めだすタイミングだったります。
その場合、フリースクールについて詳しく話をした上で、体験やイベントへの参加を勧めてみてください。
話をした時に、お子さんがあまり乗り気でない場合はフリースクールではなく、親子でのお出かけを楽しんだりしていただければと思います😊

そして、実際にフリースクールの体験やイベントに参加をした時、親のサポートがとても大切になります。
はじめての環境や、はじめてやることは大人も不安を抱きやすいです。
お子さんの場合はなおさら不安を感じやすい状態になるので、必ず親も一緒に参加することをおすすめします。
実際に、お子さんが楽しめているかの確認も出来ますし、親が一緒に居ることでお子さん自身も安心してその環境を楽しむことが出来ると思います。

また、1つのフリースクールに絞らず、いくつかのフリースクールの体験やイベントに参加してみることをおすすめしています。
フリースクールAは合わないけど、フリースクールBの雰囲気なら楽しめそう!
など、フリースクールにも合う合わないがあります。
通学するフリースクールだと、行ける場所が限られてしまいますが、オンラインフリースクールの場合は、複数のフリースクールの説明会や体験を行ってみると、お子さんに合ったフリースクールを見つけることが出来ると思います。

実際にフリースクールに通う/参加するようになった場合は、お子さんのみの参加になっていきますが、実際に通ってみて/参加してみてどう感じているか話を聞いてあげてください。
お子さんが楽しんで参加し出来ている場合はそのまま参加していく形で問題ないと思います。
ですが、お子さんがフリースクールへの参加を渋る場合もあります。
自分からお話をしてくれるお子さんであれば、話を聞き気持ちを受け止めてあげて欲しいのですが、あまり自分から話をしないお子さんの場合、フリースクールに通うことにストレスを感じているのに、親に申し訳なくて言えないお子さんもいます。

もし、お子さんがフリースクールをお休みしたい、参加したくないと話してくれた場合は、お子さんの意思を尊重してお休みさせてあげてください。
ここで無理強いしてしまうと、せっかく回復してきたお子さんの気持ちが弱って混乱期に逆戻りしてしまうことがあります。
そうならないためにも、お子さんの気持ちを第一優先にサポートしていきましょう。

さいごに

学校には行きたくないけど、勉強はしたい、好きなことを伸ばしていきたい。
お子さんの状態によって思いはいろいろあるかと思いますが、そういった学びや体験を満たしてくれるのがフリースクールだと思います。

公的な教育機関に比べると費用がかかりますが、進学を控えているお子さんがいる場合、フリースクールによっては出席日数の不安も解消されます。
どのフリースクールに通うか/参加するかは、お子さんとよく話し合い、体験やイベントに参加してみてから決めていただければと思います。

おすすめのオンラインフリースクール

数あるオンラインフリースクールの中で、代表の方の思いが素敵だなと思い、私自身がサポーターとして参加しているオンラインフリースクールを紹介させてください😊

Mirai.αというフリースクールです。
オンラインのため、安心して自宅から参加出来ますし、価格帯もとてもリーズナブルです。

サポーターのみなさんも北は北海道から南は沖永良部島まで、いろいろな地域のサポーターが揃っています。
提供しているレッスンも、学習をはじめ、プログラミング・アート・音楽・ゲーム交流など、​興味を​引き出すレッスンが​豊富です。
お子さんの好きと可能性を広げることを大切にしているフリースクールになります。

私も含め、子供の不登校を経験しているサポーターも複数いるので、お子さんにも親御さんにも寄り添った対応が出来る安心して参加できるフリースクールです。

フリースクール選びに迷っていらっしゃる方は、ぜひMirai.αのレッスンをぜひ体験していただけたらと思います。

私は、くじらという名前でデジタルイラストや生成AI、談話室などを行っています🐳

子供の学びや好きのサポートをしましょう!

お子さんの学びたい意欲や好きなことをしたい気持ちは、トンネルの出口が見えてきた兆候です。
お子さんの変化を楽しみながら、サポートしていきましょう!

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