こんにちは、koholaです🐋
お子さんが不登校になった時、いろいろと乗り越える壁が出てくるかと思います。
私が一番悩まされた壁、それは働き方でした。
シングルマザーで子供を養わないといけない身なので、収入は得たい、でも子供をずっと一人にしておくのも心配…。
そんな葛藤を抱えた私が在宅ワークのお仕事探しで経験したことから、在宅ワーク未経験者が注意した方がいい点をお伝えします。
働き方を見直さざるを得なかった日々
私は、娘が不登校になる数ヶ月前に離婚をしました。
それまでは、一家の大黒柱ではなかったので、ある程度融通もきき、気心しれた仲間がいる職場でパートとして働いていました。
場所も家から近い方だったので、環境的には恵まれていましたが時給がとても安かった😂
離婚後、今後の生活を考えて時給がいい派遣で働くことになりました。
派遣で働きだして数ヶ月、娘の行き渋りはありながらも、たまに休みつつ学校に行く、といった感じでまばらに登校出来ていました。
ですが、私自身、新しい仕事に慣れることに必死で、娘の様子を気にしつつも、彼女が出している小さなサインを見過ごし続けてしまいました。
不登校の娘を一人にさせる不安
ある朝、突然娘が泣き出し、「学校に行きたくない」と訴えてきました。
どんなに感動するお話や、悲しいお話を見ても泣かない娘がボロボロ泣いている姿を見て、娘をこんな状態になるまで追い込んでしまっていたことに気づき、私自身も自分を責めました。
その日は私も仕事を休み、娘の様子を見守りつつ、今後どうして行きたいか話をしました。学校にはしばらく行きたくないという娘の気持ちを尊重して、1ヶ月学校を休むことにしました。
娘は中学生だったので、お昼ご飯の準備をして仕事に向かう日々が始まります。
1人で家にいることが出来る年齢ではありますが、メンタルが落ち込んでいることが不安の種になっていました。
フルタイム勤務で感じた限界と葛藤
私はフルタイムで働いていました。メンタルの落ちた娘を8時間1人にしてしまうことに、常に申し訳なさを感じていました。
この頃の娘は、とにかく暗い状態で、「好きなことをしても楽しくない、死んだら楽なのかな?」と考えてしまうことを話してくれました。
心療内科に行ってみるか、娘と話し合い、本人が行きたくないと言うのでしばらく様子を見ることにしました。
正直、娘を長時間1人にして自殺してしまわないかとても不安でしたし、一緒に過ごして支えてあげられない自分が情けなくて、フルタイムの働き方に疑問を強く抱くようになりました。
中学校をお休みして1ヶ月経とうとしていた頃、学校から月に1回のスクールカウンセリングと、プリントを渡すことも含め担任とも面談して欲しいと言われ、どうにか仕事の調整をしないといけなくなりました。
学校側は、スクールカウンセラーさんと先生方の勤務の関係で17時くらいには学校に来て欲しいようでしたが、当時の職場が18時終わりで人手不足なため早退が難しく、先生方に頭を下げながら時間を19時近くに調整してもらい毎月1~2回学校に顔を出すことになりました。
この時の私は、娘のこと、慣れない仕事のこと、通学を促したい学校のこと、いろいろなことをいっぺんに対応しないといけない状態が続き、頭も気持ちもぐちゃぐちゃになっていました。
在宅ワークという選択肢
娘が不登校になったのはコロナ禍でした。
はじめての派遣で働いていた企業は、部署や職種によってリモートワークが可能でした。
私が配属された部署は、家族がコロナになったらリモートワークOKだったので、息子がコロナに感染してしまった時、初めてリモートワークを経験しました。
はじめてのリモートワークは、不登校の娘と体調不良の息子の近くに居ることが出来て、初めて安心感を感じながら働くことが出来ました。
そこからリモートワークの仕事を探すようになりました。
情報収集と数々の失敗
一生分の求人を見漁ったんじゃないかと思うほど、求人サイトにたくさん登録してフルリモートの求人を探しまくりました。
とにかく早く在宅ワークがしたい!
早く環境を変えたくて、給与面と仕事内容がマッチした求人に複数応募してみました。
ただ、この時の私は頭の中も気持ちも安定してない状態だったので、変な求人に引っかかったり、モヤモヤさせられる経験をたくさんすることになります。
実際に経験した、求人サイトの罠を下記にまとめました。
- 求人サイトに掲載されているのは求人だけとは限らない
- 派遣の在宅ワーク求人は違う仕事を勧められる
- 応募したのに何のリアクションもない求人がある
- セミナー(塾?)に誘導される求人
- システム利用のためにカード払い○○万円の支払いを求める求人
以上の内容を簡単に説明していきます。
求人サイトに掲載されているのは求人だけとは限らない
この経験は、indeedで求人に応募した際に経験した出来事です。
パッと見、普通の在宅ワークの求人でした。企業から返信があり、面談可能日時を求められました。
面接じゃなくて、面談なんだ…?と思いつつ、希望日時を送りました。
当日、私が面談していた担当者さんは、私が応募した企業の担当者ではなく、応募者と企業の間に入って、採用されやすくなるサポートをする企業の方でした。
採用代行ということですね。
採用代行を始めて経験したので、なんだか不思議な感じでした。
採用代行の担当者さんと面談して、次に進めば実際に応募した企業の担当者さんと面接が出来る流れになっていました。
残念ながら、この求人は企業の面談まで進まなかったので、採用代行止まりとなりました。
派遣の在宅ワーク求人は違う仕事を勧められる
在宅ワークを探す中で表示件数が多いのが、派遣の在宅ワーク案件です。
在宅ワークの案件が多い派遣3社に実際に登録をしてみました。
ワクワクしながら、派遣の担当者さんに「在宅ワークで働きたい」旨を伝えたところ、
「コロナ明けから、在宅ワークが減っていて、倍率が高い状態です。あと、何かあった時に出社できる距離じゃないと採用されることはとても難しいです」
と3社から言われました。
それでも在宅ワークで働きたい気持ちが強かったので、ダメもとで案件には応募していました。
ですが、在宅ワークの案件1つに対して数十件の応募が集まる状態で、採用されることはありませんでした…🫠
専門職(プログラマー、ディレクション、マーケター、webデザイナーなど)の経験者の場合は、もっと採用率が上がるかと思いますので、専門スキルがある方はチャレンジする価値があるかもしれません。
私は一般事務、営業事務の経験は長いのですが、そういった専門スキルがない分、在宅ワークをする上で弱いことを思い知らされました。
応募したのに何のリアクションもない求人がある
Indeedや求人BOXを利用して応募した際、大体は応募書類を求められるかと思いますが、何のリアクションも無い企業があったりします😑
募集が集中している場合でも、
「応募が集中しているので、通過ではない方全員にご連絡できない状態になっておりますので5営業日以内にご連絡がなかった際にはご了承いただければ幸いです。」
などの返信があったりします。
なんのリアクションも無い求人についてネットで調べてみると、下記のようないろいろな見解がありました。
・すでに募集が終了している
・求めている人材じゃないからスルー
・担当者の見落とし
などなど
1週間以上待ってみてなんのリアクションも無い場合は、メールや電話で問い合わせてみることも必要な場合があるそうですが、私はご縁がなかったと思うようにしています😅
セミナーに誘導される求人
在宅ワークの副業からはじめてみようと思った時があり、クラウドワークスで仕事探しをした時のことです。
私は、現在4年生息子が赤ちゃんの時、保育園の待機児童で働けない期間が1年程ありました。
その間、クラウドワークスでwebライターで記事を書いた経験があったので、未経験ではありませんでしたが、数年前の活動になるので未経験の枠で応募してみました。
面談の申請があり、実際に面談をしてみたところ、SEOの経験はあるかを聞かれたので「素人レベルです」と伝えました。
すると、ライターの仕事をしながらマンツーマンでライティング方法、SEOについて学べるスクールがありますが…と勧められました。
金額を聞くと、「数十万円かかるけど、仕事を受注しながら学べるし、実際に学んだ方たちが月収20万円以上を安定して稼いでいます。」といった話をされました。
純粋に仕事がしたかっただけなのに、私の働きたい気持ちがこんな風にお金に変えようとする人たちがいるのか…と悲しい気持ちになりました。
システム利用のためにカード払い○○万円の支払いを求める求人
これもクラウドワークスだったかな?いろいろと応募したので記憶が曖昧な所がありますが😅
働く時間自由のリスト作成の副業に応募してみました。
こちらは、スライドを使用しながら企業の説明をしてくれていたので、今度はちゃんとしているのかも!と思った矢先。
「リスト作成の仕事だけだとボリュームが少ないので、広告関係のお仕事を掛け持ちする方達が多いんです。Koholaさんもいかがでしょうか?」
と言われました。
未経験から対応出来るのであれば対応可能です、とお伝えして話を聞いてみると、広告収入の何%がワーカーの取り分で、残りはその企業の取り分になると説明されました。
そして、広告を管理していくのはワーカー本人になるから、収益は全てワーカーに入るようになるので、「トラブル回避のため、ワーカーが実際に稼げるようになる○○万円をカードで一括で支払ってもらいます。」といった話になりました。
支払ってもらった後は、やり方を一からレクチャーして、いつでも相談可能な状態になるし、広告収入はワーカーの取り分になります。と説明されました。
話を聞いている時に、違和感をかんじたので辞退する旨をお伝えました。
安心して求人検索できた媒体
自分のメンタル状態が引き寄せた、謎の求人の数々に、私の在宅ワークへの道は果てしなく遠いのか…😭と在宅ワークを諦めそうになることもありました。
純粋に在宅ワークがしたい、といった気持ちを食い物にする人たちがいることに悲しい気持ちになり、どの求人サイトも信用できなくなって諦めかけていた時に、ママワークスという求人媒体がある事を知りました。
安心できる求人媒体
ママワークスは、子育てや介護で働きたくても働けない人向けの在宅ワークがたくさん掲載されています。
私は、ハローワークでひとり親世帯を専門で担当している方にお仕事相談でお世話になったことがあります。
その担当者さんが、
「求人票に子育て世代歓迎、子育てに理解がありますなどの文言が記載されていても、実際に就職した際に全く理解がない職場もあったりして、結局働くママには厳しい世の中なんだよね…」
と実感を話してくれることがありました。
確かに、雇用主側からしたら子供の体調不良、行事で仕事に穴をあけられてしまうのは業務全体を考えた時に、困ることではあるよな…と思います。
でも、少子高齢化を嘆いている社会を良くしていくには、子育てと仕事を両立できる環境をもっと増やして欲しいとつくづく感じてしまいます。
このママワークスはいろいろな働き方の求人が掲載されています。時給や出来高制、専門職向けの案件や、事務職、秘書、テレアポ、文字起しなどなど充実した求人内容になっていると思います。
私は実際にママワークスで、カスタマーサービスやテレアポ、編集の仕事を受注して働いたことがあります。
どの企業さんも、子育てをしながら働くことに理解があり、学校行事でお休みしたり、早退するのもママなら当たり前!と受け取ってもらえるので、罪悪感を抱かずにいられることが嬉しかったです。ママワークスで
在宅ワークの魅力
コロナが落ち着いてから、大手企業もリモートワークをやめて出社を促す企業が増えています。
確かに、同じ空間にいる直接のコミュニケーションの方が伝わりやすかったり、仕事が早く進むと思います。
でも、出社だと思うように働けない人たちも世の中にはたくさんいるので、在宅ワークはそんな方たちの生き方を豊かにしてくれる働き方だと思います。
私は在宅ワークをするようになって、子育てと仕事の両立が取れるようになり、心穏やかに働けるようになりました。
私が感じている在宅ワークのメリット・デメリットをお伝えします。
在宅ワークのメリット
あくまでも私が感じている内容になりますが、子育てとお仕事を両立する上で、在宅ワークはメリットだらけだと感じています。
- 子供の送り迎えがしやすい
- 子供が体調不良でも働ける
- お昼ご飯が適当でいい/夜ごはんの準備がすぐ出来る
- 夜の時間に余裕が出来た
- 人間関係で疲れない
私が特に感じているメリットはこの5つです。
子供の送り迎えがしやすい
私は毎朝娘を高校に送って行っています。帰りも娘を迎えに行き、その足で学童に居る息子を迎えに行きます。
出社していた頃は、家・会社・学校への移動時間、お迎えに行かないといけない時間、常に時間に追われて常にピリピリしている感じでした。
在宅ワークになってから、家と学校の移動だけになるので移動時間も短縮されて気持ちに余裕が生まれたなと感じています。
子供が体調不良でも働ける
出社していた頃は、子供が熱を出すと早退やお休みしないといけなくなり、収入が減ってしまっていました。
熱を出した子供を心配しつつも、収入が減ってしまうことにも不安を抱え、モヤモヤした気持ちで過ごすことがとても多かったです。
在宅ワークの場合、病院に行く時間は遅刻や早退でお休み扱いになりますが、子供の様子を近くで見守りながら仕事が出来るので、収入が減ることや子供が熱を出したことへのモヤモヤが無くなりました。
心から体調不良の子供に寄り添うことが出来るようになり、自分のママレベルが上がった気がしています🙂
お昼ご飯が適当でいい/夜ごはんの準備がすぐ出来る
これは、料理好きさんには全く関係ない部分ですが、私は料理が好きじゃないなので、出社していた時、お弁当を作るのがとても億劫でした。
今は、適当に前日の夜の余りを食べたり、簡単にパンを食べたり、気軽にお昼ご飯を食べることが出来るので、楽に食事をすることが出来るようになりました。
また、夜ご飯の準備もすぐに開始できます。
在宅のお仕事が終わって、お迎えの時間までに少し余裕がある時は夜ご飯づくりを開始します。
そうすると、お腹を空かして帰宅した子供たちにすぐご飯を出すことが出来ます。
日によっては、お昼ご飯を食べつつ、夜ご飯の準備をすることも出来るので、この状況はとてもありがたいなと感じています。
夜の時間に余裕が出来た
出社していた頃は、職場から子供たちをお迎えに行くと、帰宅する時間が19時頃になり、そこから料理をしてご飯を食べているとあっという間に21時でお風呂の時間。
お風呂に入れたら、子供が寝る時間になっているので、添い寝しているといつの間にか自分も寝ている…そんな生活を送っていました。
平日はとにかくバタバタして、ゆっくりする時間が取れずにいましたが、今は時間に余裕が出来たので、子供の話に耳を傾けることも出来るし、一緒にアニメを見たり遊んだりする時間が出来て幸せを感じています😊
人間関係で疲れない
私は、人とコミュニケーションを取るのは苦手ではない方だと思っていますが、周りの人たちとの調和を大事にしながら働いてきましたが、周りが見えすぎてしまったり、気を使いすぎてしまい疲れやすいタイプの人間でした。
在宅ワークになってから、仕事で疲れることはあっても、人間関係で疲れることは無くなりました。
そのおかげで、余力を別の活動に広げることが出来るようになりました。
在宅ワークのデメリット
メリットがあれば、デメリットもあるものです。
私が感じたデメリットをまとめます。
- 初期投資が必要な場合がある
- 光熱費がかかる
- 単価が安い求人も多い
- テキストのみのやり取りの難しさ
- 運動不足になる
初期投資が必要な場合がある
すでに自宅にネット環境が整っている場合は必要ありませんが、在宅ワークを始めるためにはネット環境が整っていることが必須になります。
顔出しのミーティングが必要な企業もあるので、Zoomなど映像がかくつかないくらいの通信レベルを求められます。
また、PCを貸し出してくれる企業もありますが、大体の求人は自身のPCを使って作業をするため、PCや周辺機器、ウイルス対策なども必要になります。
光熱費がかかる
夏場、冬場の光熱費は高くなります。
出社していた時は使っていなかった電気代、水道代はおのずと増えるのでその部分は致し方ないことかなと思っています。
単価が安い求人も多い
専門職(プログラマー、ディレクション、マーケター、webデザイナーなど)の求人はある程度、時間単価がいい印象ですが、一般事務や営業事務、秘書は時間単価が安い求人が多い傾向にあります。
収入面を取るか、働きやすさを取るかの選択をしないといけない場合もあるので、その点は家族やご自身の判断で、現状や先を見越して適した選択をすることが必要になります。
テキストのみのやり取りの難しさ
在宅ワークの求人を出している企業は、大体の企業が業務マニュアルを作成してくれています。
そのマニュアルを見れば流れや作業の仕方が分かるように、環境を整えてくれている企業が多いように感じます。
しかし、マニュアルを見ても分からない部分や、確認しないと先に進められない業務もあったりするので、チャットなどで、簡潔かつ分かりやすく質問を投げたり、返せるレベルを要求される部分があります。
自分の伝えたいことを上手く言語化できない時や、分からないことが分からない、そんな時はテキストで伝えることの難しさを感じることがありました。
運動不足になる
出社していた時は、社内を動いたり、コピー機まで移動したり、何かを取りに動いたりなど、多少体を動かす機会がありましたが、在宅ワークになってからは、意図的に自分が動かないと運動する機会がありません。
間食もしやすい環境でもあるので、気を付けないと太ります。
私は簡単に太るので、朝お散歩をしたり、涼しい季節はお昼に散歩をしたり、なるべく運動するように心がげています🚶♀️
さいごに
コロナ禍以降、在宅ワークは減りつつあります。
在宅で働ける専門職の求人はたくさんありますが、事務などの求人となると件数が少ない分、競争倍率が高いのが現状です。
在宅ワークをする前に、専門知識を身に着けるか、現状の実力で在宅ワークを開始するかいろいろな選択肢があるかと思います。
また、実際に在宅ワークを始めるにあたって何から手を付けたらいいのか分からないなど、前に進むことを躊躇してしまうこともあるかと思います。
私は身近にロールモデルとなる人がいなかったので、遠回りしたり、失敗したりしながら今の働き方を手にしました。
純粋に在宅ワークがしたい、子育てや介護と仕事の両立がしたい、そんな方たちの在宅ワークが出来るまでのサポートをしていますので、相談してみたいと思っていただいた方はこのサイトのお問合せフォーム、または公式LINEから気軽にお問合せください。
変わりたい、変えたいと思ったら、必ず変化していけます!
自分の進みたい道を信じて、ベビーステップで前進していきましょう😌



